先日、東京都足立区にて全プログラムの第3回研修を実施しました。
今回のテーマは、
「心理的安全性」
「傾聴」
「コミュニケーション」
です。
最近では心理的安全性という言葉を耳にする機会も増えました。
しかし、
「何でも自由に言える会社」
「みんな仲が良い会社」
という理解だけでは、本質を見失ってしまいます。
今回の研修を通じて改めて感じたのは、
心理的安全性とは、
“本音を言っても大丈夫だと思える環境”
であるということです。
組織の問題は「話していないこと」から始まる
多くの会社で起きる問題は、
実は能力不足からではありません。
・気づいていたけど言えなかった
・相談したかったけど遠慮した
・提案があったけど飲み込んだ
こうした「話していないこと」が積み重なり、
やがて大きな問題になります。
だからこそ、
今回の研修ではコミュニケーションの量に焦点を当てました。
実際に参加者の皆さんは、
前回研修後から意識的に
「自分から声を掛ける」
「会話の機会を増やす」
という実践を続けてくださっていました。
すると、
「以前より相談されるようになった」
「相手の反応が変わった」
「話しやすい雰囲気になった」
という変化も出始めています。
心理的安全性は制度ではなく行動から生まれる
研修の中でよくお伝えすることがあります。
それは、
心理的安全性は会社が与えるものではなく、
日々の行動の積み重ねで作られるということです。
例えば、
挨拶をする。
声を掛ける。
話を最後まで聴く。
否定せずに受け止める。
一つひとつは小さなことです。
しかし、
こうした積み重ねが、
「この人なら話しても大丈夫」
という安心感につながります。
そして安心感があるからこそ、
意見が出る。
相談が出る。
挑戦が生まれる。
結果として組織が成長していくのです。
社長も同じ場で学ぶ意味
今回印象的だったのは、
社長も研修に参加してくださったことです。
心理的安全性を高めようと思った時、
現場だけが頑張れば良いわけではありません。
経営者も管理職も社員も、
同じ方向を向くことが大切です。
だからこそ、
今回の研修でも対話を交えながら、
お互いの考えを共有する時間を大切にしました。
学ぶ側と教える側ではなく、
一緒に組織を良くする仲間として対話する。
その姿勢そのものが、
心理的安全性の土台になると感じています。
知識ではなく「習慣」に変わり始めている
今回一番嬉しかったのは、
学んだ内容が現場で実践され始めていたことです。
研修は知識を増やす場ではありません。
本当の価値は、
現場で行動が変わること。
今回の参加者の皆さんからは、
「まず自分から話しかける」
「コミュニケーション量を増やす」
という実践報告が多く聞かれました。
少しずつですが、
行動が習慣に変わり始めています。
そして習慣が変われば、
組織文化も変わります。
最後に
心理的安全性とは、
優しいだけの組織を作ることではありません。
本音が言える。
相談できる。
挑戦できる。
そんな環境を作ることです。
そのために必要なのは、
特別な制度ではなく、
日々のコミュニケーション。
そして、
相手を理解しようとする姿勢です。
こうした小さな積み重ねが、
やがて社員一人ひとりが考え、
自ら動く組織へとつながっていきます。
社長が不在でも現場が動く。
そんな自走経営の土台は、
実は何気ないコミュニケーションから始まるのだと思います。











この記事へのコメントはありません。