ブログ

なぜ人材育成は「単発」ではなく「継続」が必要なのか

友だち追加

~札幌でのリーダーシップ研修で改めて感じたこと~

先日、札幌にてリーダーシップ研修を実施してきました。

実は今回の企業様。

昨年、部長職の皆様に研修を実施させていただき、その後「ぜひ次は係長・課長層にもお願いしたい」とお声掛けいただきました。

研修講師として、これほど嬉しいことはありません。

研修内容をご評価いただけたことはもちろんですが、それ以上に、

「人材育成は継続が大事だ」

という考え方に共感いただけたことが何より嬉しく感じています。

今回は全6回のリーダーシッププログラム。

テーマの一つは「傾聴とコミュニケーション」です。

ただ、私はコミュニケーションを単なるテクニックだとは考えていません。

なぜなら、多くの組織で起きている問題は、

「やり方を知らない」

のではなく、

「分かっているのにできない」

だからです。


なぜ人は変わりたくても変われないのか

研修の中で必ずお伝えするのが、

人には「現状維持したい」という本能があるということです。

心理学ではコンフォートゾーン。

脳科学ではホメオスタシス(恒常性維持機能)とも呼ばれます。

新しい行動を始めると、

「面倒くさい」

「今まで通りでいい」

「忙しいからまた今度」

という声が頭の中に聞こえてきます。

これは意志が弱いからではありません。

脳が正常に働いている証拠です。

だからこそ、

研修を受けて満足して終わりでは変わりません。

学んだことを実践し、

振り返り、

また実践する。

この繰り返しが必要なのです。

私が単発研修よりも継続型のプログラムを重視している理由もここにあります。


なぜ部下の欠点ばかり目につくのか

研修ではRAS(網様体賦活系)の話もさせていただきました。

私たちの脳は、

危険や問題を優先して認識するようにできています。

だから放っておくと、

部下のミス

部下の欠点

組織の問題

ばかりが見えてきます。

しかし意識的に良い部分へ目を向けると、

脳は少しずつ見る情報を変えていきます。

実際に今回の振り返りでも、

「コミュニケーション量を増やしてみた」

「相手の考えを聞くことを意識した」

「感謝やねぎらいの言葉を増やした」

という実践報告が多く聞かれました。

知識ではなく行動が変わり始めていることを感じる瞬間でした。


リーダーが変われば組織の空気は変わる

研修中、

参加者の皆さんから多くの質問や相談をいただきました。

部下との関わり方。

世代間ギャップ。

コミュニケーションの取り方。

どれも現場のリアルな悩みです。

私はいつも思います。

こうした質問が出る組織は伸びる。

なぜなら、

課題を課題として認識できているからです。

問題がない会社が良い会社なのではありません。

問題が小さいうちに共有され、

みんなで解決できる会社が良い会社です。

その中心にいるのがリーダーです。


継続するから文化になる

今回改めて感じたのは、

昨年研修を受講された部長層の皆様が土台をつくり、

今年は係長・課長層へその考え方を広げているということです。

組織文化は一朝一夕では変わりません。

しかし、

同じ方向を向く人が増えれば確実に変わります。

だからこそ、

在り方を学び、

行動し、

習慣にし、

文化にしていく。

その積み重ねが必要です。

人材育成とは知識を教えることではありません。

一人ひとりが自ら考え、

行動し、

周囲へ良い影響を与えられる人材を育てること。

そして最終的には、

社長が細かく指示を出さなくても、

現場で売上と利益を生み出せる。

そんな自走する組織づくりにつながっていくのだと思います。

今回も貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。

次回も皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

友だち追加

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP