先日、企業さまで管理職研修を実施しました。
今回あらためて感じたのは、「仕事は事前準備で9割決まる」ということ。
特に「何か大事なことを伝える場面」では、この言葉の重みを実感します。
思いつきで話すと、言いたいことが伝わらず、相手の行動も変わりません。
だからこそ私はいつも、「どう話せば目的を果たせるか」を考え、
紙に書き出して整理することをお勧めしています。
伝わる話し方の基本、PREP法とは?
研修でもよく紹介するフレームワークが「PREP法」です。
「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→再結論(Point)」の順番で話すだけで、
相手の理解度がぐっと上がります。
たとえば理由を3つ挙げると、根拠が明確になり説得力が増します。
さらに、具体例を交えることで「イメージできる話」になります。
とくに自分自身の体験談を入れると、話に“熱”がこもります。
これは相手の「理性」だけでなく「感情」にも届く伝え方です。
理解と納得は違う。だから準備が必要
人は「理解」しただけでは行動しません。
行動に移すためには、「納得」が必要です。
理解は“理性”に、納得は“感情”に働きかけるプロセス。
つまり、どちらか一方だけでは人は動かないということです。
「伝える」とは、
相手に理解してもらい、納得してもらい、そして行動してもらうこと。
そのためには、伝える前の準備の質が決定的に大切です。
準備にこだわる人が、組織を動かす人になる
優れたリーダーほど、「話す前に考える時間」を大切にしています。
どう話すかを考えることは、相手を思いやることでもあります。
私も研修講師として、即興よりも“準備”に力を注ぎます。
構成を練り、言葉を磨き、伝わり方をシミュレーションする。
それが、受講者の「気づき」や「行動変化」に直結するからです。
結局のところ、伝える力とは準備力のこと。
準備を丁寧に積み重ねる人ほど、信頼され、影響力を持つリーダーになります。
あなたは今日、どんな話を準備しますか?
思いつきではなく、「伝える目的」を意識して言葉を選ぶ。
その一手間が、相手を動かす力につながります。
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