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行動が変われば、チームが変わる。徳島の研修現場で感じた「具体化」の力

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先日、徳島県の企業さまで管理職研修を実施しました。
テーマは「リーダーとして行動を具体化し、組織に変化を起こす」。

研修では毎回、受講者の方々と一緒に「明日から実践する行動プラン」を考えます。
ところが、その内容を見ていると――
意外にも多くの方が、抽象的な表現にとどまっていることに気づきます。


「元気よく挨拶する」だけでは行動は変わらない

たとえば、
「元気よく挨拶する」「前向きに考える」「部下としっかり話す」。
どれも素晴らしい言葉ですが、行動レベルで考えるとまだ漠然としています。

人は「何をどうすればいいか」が明確でないと、
翌日から動き出すことができません。

だからこそ、私は研修の中でこう問いかけます。

「それを実現するために、具体的にどんな行動をしますか?」


抽象から具体へ──行動プランの変化例

「元気よく挨拶する」を、もう一歩深めてみましょう。

  • 声を相手に届くように発する
  • 相手の目を見て、名前を添える
  • 口角を上げて笑顔で挨拶する

ここまで明確になると、
翌朝から“何をすればいいか”が一瞬で分かります。

しかも、「今日は声が小さかった」「目線が合っていなかった」など、
自分で振り返りができるようになります。


具体的にすることで得られる2つの効果

実行力が上がる
行動が具体的になると、すぐに実践できます。
その結果、振り返りがしやすく、成長のスピードが加速します。

教える力が育つ
行動を言語化できる人は、後輩にも伝えられます。
「もっと元気に」ではなく「もう少し声を張ってみよう」と伝えられる。
それが、チーム全体の行動変容につながります。


「できる」まで伴走するのが研修の役割

研修は「知る」場ではなく、「できるようになる」ための場。
知識を得るだけでは、現場は変わりません。
大切なのは、行動に変換できる言葉で考えることです。

徳島の参加者の皆さんも、最初は「難しい」と言いながらも、
最後には自分の言葉で行動を描けるようになっていました。
終了後には、

「明日からやることが明確になりました!」
「チームでもこの考え方を共有します」
という嬉しい声も。


小さな“具体化”が組織を動かす

行動が変われば、チームが変わります。
チームが変われば、組織の成果が変わります。

その第一歩は、**「具体的にする力」**を鍛えること。
今日も一人ひとりの小さな“具体化”が、
組織を前に進める力になると実感した一日でした。


#研修講師 #管理職研修 #リーダー育成 #行動変容 #組織開発 #リアビジョン #リードジム

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