1. “外発的”と“内発的”——2種類のモチベーション
種類 | メリット | デメリット |
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外発的動機づけ(報酬・賞賛・罰など外部刺激) | ・即効性が高い・行動のきっかけを作りやすい | ・刺激が切れると熱が下がる・「やらされ感」になりやすい |
内発的動機づけ(やりがい・成長・意義など内側の欲求) | ・持続力が高い・自走・創造性が育つ | ・芽が出るまで時間がかかる・放任すると方向性が散る |
2. 外発的動機づけ:まず“声かけ”だけでも変わる
👍 ここを活かす
- 即効性:行動を“スタート”させる点火剤
- 数値管理に便利:KPI達成を促進しやすい
👎 ここをフォロー
- 慣れ→刺激が弱まる:変化とバリエーションを用意
- やらされ感:理由を添えて承認する
✨ 今日からできる3アクション
- 3秒ルールの承認
- いい行動を見たら3秒以内に「〇〇が助かったよ、ありがとう!」
- “数値+賞賛”セット
- 例)「資料の誤字ゼロ、素晴らしい!」
- ミニ・リワード
- 月間 MVP をランチ招待/社内ポータルで紹介
3.内発的動機づけ:働く“意味”と言語化サポート
👍 ここを活かす
- 持続力とクリエイティブ:自ら動く力が強い
- エンゲージメント向上:組織貢献意識が高まる
👎 ここをフォロー
- 立ち上がりが遅い:対話で火をつける
- 方向性のズレ:目的・目標を定期的に擦り合わせ
✨ 今日からできる3アクション
- WHYインタビュー
- 「この仕事で一番ワクワクする瞬間は?」
- 「3年後、どんなふうに成長していたい?」
- キャリアビジョンシート
- Will/Can/Must を1枚で可視化して共有
- 選択肢を渡す会議
- 目標設定は上司が“決める”のではなく“選ばせる”
4. “混ぜる”ことで弱点を打ち消す
シチュエーション | 外発で点火 → 内発に接続する |
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新プロジェクト立ち上げ | キックオフで成果に応じたインセンティブを提示 → 初回1on1で「このプロジェクトがあなたのキャリアにどう繋がる?」を深掘り |
滞っている業務改善 | 週次で可視化ランク表を掲示 → 上位者に改善プレゼンの場を任せ“成長実感”を演出 |
若手のモチベ低下 | ミニ目標をクリアごとにフィードバック+ご褒美 → 月1で“夢マップ”更新面談 |
5. まとめ —— “やる気”は仕組みで作れる
- 外発でスイッチON、内発でエンジン常時ON
- 承認+WHY質問 の二刀流が鉄板
- 行動→振り返り→修正 を4週間サイクルでまわす
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